どうも、ななみそです。巷で噂のいせスマ完走したので各話を面白かった順に並べ替えて簡単に振り返りたいと思います。ほぼ個人用のメモです。
1位:第3話「将棋盤、そして地下遺跡。」
あらすじ
前半部分では実は主人公が近所の人たちに将棋を布教して回っていたという物語の進行上必要なのかどうかわからない謎展開を見せられる。中盤にデュラハン討伐依頼を受けデュラハンを5秒で討伐する。その後スマホに検索機能があるのにそれは使わずに自身の魔法で遺跡の財宝をサーチし地下遺跡を発見。そこで遭遇した魔法を吸収する古代兵器と戦うことになる。その古代兵器を見て主人公が言い放った「まるで将棋だな…w(将棋は敵の駒を取って自分の駒として使えるので自分たちの魔法を吸収する敵を将棋に例えている)」というセリフは視聴者たちに序盤の将棋が伏線だったということを気がつかせ戦慄させた。そして主人公は魔法が効かない敵のコアを魔法で奪い取り破壊して勝利した(は?)。
感想
アポーツ(物体を取り寄せることができる魔法)やスリップ(地面の摩擦を0にすることで相手を転倒させる魔法)などトウヤさん(主人公)ご自慢の魔法を駆使して魔法の効かない敵を蹂躙する神回。いせスマが注目されるきっかけになった。
あらすじを読んで理解できない、面白さがわからない人もいるかもしれないので再度言うがこのアニメでダントツに面白かったのはこの回でありここから先は下り坂である。
2位:第9話「オエド、そして不死の宝玉。」
あらすじ
主人公のパーティーの一員である八重ちゃん(いつも和服を着ている)の故郷である極東の国に行くとその地を治めている徳川家康が武田信玄側の兵に攻められピンチ!という場面から始まる。そして徳川勢を苦しめていた鬼の仮面を付けた不死の武田軍をスマホで全て(スマホの画面上を見ると100個以上のマーカーが出ている)ロックオンしそれらに一斉にシャイニングジャベリンを発射し1秒で全滅させる。その後武田信玄は既に死んでいてその家臣が暴走しているという情報を手に入れその家臣を倒すべく主人公は城に向かい取り巻きの鬼の仮面をつけた兵士を先ほどと同じ方法で壊滅させ、反逆した家臣が切り札として繰り出した武田信玄の死体で作った不死身の兵士も自前のピストルであっさり打ち抜き殺す。そして家臣が左目に付けていた不死の兵を生み出す力と膨大な魔力を授けてくれる秘宝をアポーツで吸い寄せ破壊してボスを殺す。徳川側は平和を取り戻しめでたしめでたし。
感想
3話と似た様な雰囲気で進む回なのでそこそこ面白い。ちなみに主人公はこのくらいの話数になると過去に行ったことのある場所に瞬間移動できるゲートという魔法と他者の記憶を共有するリコールという魔法を合体させることで自分が足を踏み入れたことがなくてもその土地に関する知識を有する人間さえ用意できれば世界のどこにでも瞬間移動できる様になっている。そして3話では置いてけぼりにされたスマホの検索機能がプログラミングという魔法と合体させることで再活用されている。
3位:第4話「婚約、そして押し掛け。」
あらすじ
偉い人が毒を盛られるという事件が起こり主人公がそれを治癒魔法で2秒で治す。そしてスマホを使わない方のサーチ魔法で現場の毒物を探し犯人を捕まえメインヒロインを惚れさせる。後半で白帝という神獣のようなものを召喚魔法で契約し、琥珀という名前をつけてあげる。
感想
犯人をあぶり出すシーンは使い古された展開だがちゃんと出来ていて偉いと思った。このアニメはハーレムものを意識しすぎているのかはわからないがヒロイン間の格付けがふわふわしてしてメインヒロイン級の扱いを受ける王家の娘さんが出てくるのはこの回。琥珀ちゃんは真の姿はでかい猫だがマスコットキャラ枠なので普段は小さい猫になっている。
4位:第11話「ぱんつ、そして空中庭園。」
海の底にある遺跡を調べ空中庭園にたどり着いた主人公はそこで出会ったスカートを履いていないサイボーグの女の子に空中庭園のマスターとして認められる。その後仲間も空中庭園に呼んできてみんなの前でサイボーグの子とベロチューをし、それに嫉妬した仲間の女の子の1人も主人公とベロチューをしてエンディング。
感想
いせスマ11話といえば悪名高いクソ回としてネットで叩かれていたが個人的には面白かった方だと思う。サイボーグの子のキャラも立っていてテンポも良く、他のお話とは違いこの回では3話で主人公が倒した古代兵器の話が掘り起こされ、その正体もわかり話がやっと展開し始める様子を垣間見ることができる。いせスマは12話あるが話が展開し始めたなと感じたのはこの回のみ。その点を評価してこの順位。
4位までは順位をつけられるのでつけていたがこれ以外の話は個人的にほぼ不要だと考えているので話数の順番に感想だけつける形で行く。
第1話「目覚め、そして異世界。」
感想
なろうの定番の導入。このすば1話を見ていれば1話は見なくても良い。
第2話「初旅、そしてサムライ。」
感想
前半仲間集めで後半主人公の人脈作り。イベントを淡々とこなす感じが一番顕著に出ている気がする駄回。
第5話「スライムキャッスル、そして新機能。」
感想
スライム屋敷を調査しに行く話はOVA。本筋とはほぼ関係ないが服が溶ける。サブタイトルの新機能に心当たりがなさすぎてもう一度見たがたぶんロングセンスのこと。遠視と透視が可能な魔法だがゲートに添えるだけという印象。この回は他に迷子の親を探すために魔法のサーチとスマホの検索を同時に使うという歴史的シーンが含まれている。姉妹の修行シーンと装備と服を買うシーンもあるがあまりにどうでもいい。バブルボム6話で一回使っただけちゃう?
第6話「引っ越し、そしてドラゴン。」
感想
クソ回。暴れているドラゴンを倒すシーンはやばかった。シャイニングジャベリンで撃ち落とすまではいいけどアクアカッターで羽をあっさりぶった切ったかと思ったら刀やパンチが通らずモンハンもびっくりな肉質バランス。そして虫眼鏡から出る熱線でドラゴンを焼き殺した直後にその同胞に当たるドラゴンの長に軽く説教をして帰らせるシーンはもはやサイコパスの領域。
第7話「獣人の国、そして監視者。」
感想
前半のVS獣人国の王は特に何もないが強いて言うなら主人公の足が速くなった。中盤の拳銃を作成するシーンでやけに念入りにプログラムを用いてリロードの機能をつけていたのに最終話でしかリロードしようとしている場面が見当たらず、しかもその最終話でも不発に終わっている。銃よりスリップの方が強い。
第8話「日々の暮らし、そしてイーシェンへ。」
感想
カテゴリーとしては日常回。しかし普段から日常回みたいなものなので区別がつきにくい。自転車の材料を買いに行った時に助けた女の子をパツキンの幼女枠といういろいろ被ってる新キャラとしてメイドにした話の存在意義が知りたい。原作では伏線なのだろうか。終盤のフレイズに関する導入だけ重要。
第10話「海、そしてバカンス。」
感想
水着回がテコ入れだとするなら遅すぎるテコ入れ回。多分そもそもこれはテコ入れ回ではない、単に水着回という概念をふと思い出して入れただけな気がする。無限スリップによるハメ魔法はOP。
第12話「決断、そしてスマートフォンとともに。」
感想
一番ワクワクした空中庭園の話は手がかりがないということで放り投げられ急に恋愛方面の話がクローズアップされる。無敵に近い力を得ている主人公が仲間の女の子たち全員を幸せにできるかわからないと急に人の子のようなことを話し始め終いには恋愛の神とかいう新キャラまで登場させしょうもない茶番を経て婚約はするが先送りでwという2秒で思いつく妥当な落とし所で解決する。最終話でここまで恋愛事情を掘り下げたと言うことはこのアニメの趣旨は恋愛だったのだろうか。ハーレムファンタジーとして見ていたはずなのに、最終話はファンタジー要素がほぼ抜け落ちハーレムを保留するという結論に至ったような気がしてならない。
総括
どうしてこの作品がアニメ化されたのか一周回って気になる。ここ数年で一番作画がぶっ壊れていたのが俺ツイだと考えているが、ストーリーが一番壊れていたのがいせスマだと思う。まるで将棋だな…w