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9世代S1序盤まとめ

 約10日間で41戦!?(驚愕)も対戦した人間の9世代S1序盤の所感です。環境の移り変わりについて持論を述べます。厳密に言うと時期が前後するものもあるので、話半分で。

・序盤

新ポケの中でひときわ目立つ見た目と特性を持っていたサーフゴーが最も注目されていたと思う。特に、S1開始直前にランクマのルールが発表され、パラドックスと準伝が出禁になった影響で、事前の想定よりも霊の一貫が切りにくい環境になっていたのも追い風だった。この時点でほぼほぼS1はサーフゴーの支配との戦いになると思っていた。支配の悪魔。

イルカマンもよく使われていたが、扱いが難しく、面白ポケモンの枠を出ていなかったように思う。

既存のポケモンの中ではドラパミミガッサが非常に多かった。特にガッサは本当に多く、サーフゴーの後出しをけん制できる、じならしガッサがすぐに主流になっていた。

サーフゴーの支配への対抗と同時に、新耐久ポケモンのヘイラッシャとキョジオーンの突破方法の模索も行われていた。どちらも地割れを覚えるため、飛行テラスタルで地割れをすかし合うなど、不毛な型の開拓も行われた。

ラッシャもキョジオも物理方面が特に硬いため、自然と特殊アタッカーの選別が始まった。特殊高火力と言えばサーフゴーだが、サーフゴーは引き先にかける負荷がヤバいせいで、ミラーした際の引き先を用意しづらく、安定性に欠けたため、サーフゴーを上から制圧できる特殊ポケモンの需要が高まった。サフゴミラーでお互いノーマルテラスタルしてシャドボを撃ち合ったりしたくないのである。気まずいため。

当初はパラドックスや準伝の陰に埋もれていたが、それらが出禁になり、100族付近のSラインがあれば大体上を取れる環境になったため、突如サザンドラが最適ポケモンに化けた。まともな飛行タイプが少なく、地面の一貫が騒がれてもいたので、本当に需要のすべてを満たし切ったパーフェクトなポケモンだったと思う。サーフゴーにタイプ的に強い割りに、サーフゴーほど受け出しも処理も難しくないことも都合がよかった。

当初はサザンドラにサーフゴーやミミガッサを添えて、ラッシャやキョジオーンをポン置きしたような構築をよく見かけたが、サザンドラが持つ性質が徐々に環境を操作していく。

サザンドラは不利なポケモンを強引に突破する能力に乏しく、良く言えば有利不利がハッキリしているポケモンなので、自然とタイプ受けサイクルを要求する。特にドラゴンミラーやミミガッサをサザンドラで処理し切るのは骨が折れるため、サザンの横に並べて強いポケモンの模索が始まった、はず。

・中盤

ミミガッサに強めなモロバレル、自然とこだわりトリックが出来るミトム、後攻蜻蛉とバレパンが偉いハッサム、特殊高火力フェアリーのニンフィアなど、色々見かけた。新ポケの中だと相手のサザンにもサーフゴーにもある程度強く出られて、その他ドラゴンにも弱くないドドゲザンが出世した。マリルリはワンテンポ遅れて評価された(環境が低速寄りになるにつれて評価を上げた)と思うが、まとめて載せておく。

タイプ受けサイクルが優勢になったことと、そもそも相手のテラスタルを確認する動きを取りづらい対面構築の通りが悪くなり、ミミガッサのパーツを使いづらくなった。そのため、キノガッサが占有していた襷が浮いた。襷を持って一番動けるポケモンとして、素早さが頭一つ抜けているマスカーニャが高評価を受けた印象。一致叩き落とすでこだわり系や食べ残しなど強い持ち物を叩けることや、変幻自在でタイプ受けサイクルを咎められることがさらに立ち位置を良くした結果、ミラー意識のスカーフや、崩しの鉢巻も一定数いる。

タイプ受けサイクルが流行れば、積み高火力の崩しが流行るのが世の常だと思うが、後述の天然ポケモンのせいで思うように崩しに行けずくすぶっていた。

・現在

天然ポケモンが猛威を振るい始める。低速寄りのタイプ受けサイクルになればなるほど、相手の積みに対する解答が求められるので、天然は最適だった。中でも受けと攻めを高い次元で両立できるラウドボーンの評価が一気に上がったと思う。

この頃になるとサーフゴーはマークがきつすぎて構築に入れづらくなり、キョジオーンも一体で詰め切れるような環境ではなく、逆に起点にされるリスクを抱えるポケモンになっていたのもあって、鬼火やあくびといった状態異常を使った戦術が息を吹き返し始める。

ドオーはラウドボーンやラッシャと比べるとさらに受け寄りの性能なので、環境的に恵まれているアーマーガアと組んでいるのを最近よく見る。ちなみにアマガドオーのドオーはサーフゴーにMake It Rain(ラブライブ!の曲名みたい)連打されるの怠過ぎるから貯水の方が多くなるかな~と思ってる。

天然ポケモンは毒か高火力で押すしかないが、毒を覚えるポケモンが少ないのと、毒にサーフゴーを合わせられると怠いという状況は常に続いているため、数値の高いドラゴンタイプに鉢巻やメガネを持たせる流れがより強化された。

あと、やるきであくびの一貫を切れて、ふんどのこぶしの威力が上がれば何でもゴリ押せるコノヨザルも高めの評価を与えられている印象。

・テラスタルについて

ラスタルも合わせて触れると脱線しまくりそうだったので、テラスタル関係はこっちに。

今のところはかなり面白い。個人的にはテラスタル≧メガ>ダイマックス=Zと言っても過言ではない。別にZもダイマも嫌いではなかったけど、一手が重くなりすぎる要素の方が苦手だったな~と今なら思う。びっくりテラスタルで試合がぶっ壊れる時もあるけど、後でよく考えたらもう1サイクル余分に回して様子見出来たなとか、選出段階で考慮出来たなって場合が多い気はする。

自分視点のテラスタルは不利対面でも強引に突っ張れたり、選出段階の一貫を消したり出来るから、構築段階での想定がより重要になった印象。常々「ポケモンは構築と選出と運で決まる」と言い続けてきた身としてはやりがいを感じる。これで爆勝ち出来たらさぞかし気持ちよさそう。

ラスタルは炎、鋼、妖が環境に刺さりがちで、次点で水とか草ってイメージ。オーソドックスなタイプ一致テラスタルもなかなか強かった。特にドラゴンとか悪。ノーマルも欠点が少ないおまけに霊に抵抗出来るのが環境初期からずっとgood。

耐性を付ける方向性のテラスタルは所詮単タイプだな~って印象。強いタイプになったから全部詰めれますみたいなポケモンがまだ環境に少ないよね。キョジオーンとかラウドボーンくらいかな。ヘイラッシャは元の水単が優秀だし。相手の構築にたまたま刺さったらほんとに鬼なんだけどね。

・今後の展望

この辺のドラゴンに強いドラゴンの評価の上昇は見込めると思う。特にドラパルトはまともな物理霊技が無いせいで非常に使い辛いが、そこを上手くカバー出来れば最強の初手になる。

 

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フェアリーの通りはかなり良いと思うけど、カプ系がいないとフェアリーの選択肢が少ないね。フェアリー入れてないとドラパルトに好き放題されがちってのもあるし、この4体の内のどれかは入れときたいから、やっぱミミッキュなのかな~。呪い痛み分けの方が天然系には強く出られるけど、潰したいところを潰せるわけじゃないから一長一短。

残りのフェアリーは低速だから、最終的に強く使うのは結構難しそう。オーロンゲは適当に使っても最低限の仕事はするけど。

絶対にもっと増える。ウルガが増えれば増えるほどステロの価値が上がるから、展開系の構築を考える理由になる。

減りすぎだとは思うけど、最強アイテムの襷を取られるのがイマイチ。選出画面最強なのは変わらないから、珠とかオボンとかポイヒとか、もっと型を考えられるべきポケモンなのかもしれない。

あんまりサイクルサイクルしてると、催眠に蹂躙される可能性があるのも懸念点。状態異常に親を56された新ポケ達で抵抗しよう!

 

構築考えてるとサーフゴーと天然三銃士キモくね!?以外の感情が無くなる。火力押し付けドラゴンをフェアリーテラスタルで返すのが流行ってる気はするから、ドラゴン+鋼or炎なのかな~とは思う。構築の見た目が5世代すぎる……。

相手がテラスタルする読みで技撃ってる人もちらほら見かけるし、最終日が近づくにつれて超能力者まみれになってたらクソおもろいな。あと準伝いなくなっても一撃必殺強そうなのもキモい。ドドゲザンのハミチン避けれねぇ。

実は襷食べ残しこだわり3種チョッキをそれぞれ持つ最強ポケモンを6匹見つけるゲームをやってるのかもしれん。珠が8世代ほど強いアイテムじゃなくなったから余計持ち物の選択肢が狭まった感じ。

 

 まぁまだ10日そこそこなんで、ゆっくりやっていきましょう。割と駒は出揃ってきた感じするから、ここからはポケモン入れ替えながらダラダラ対戦した者勝ちな気もするけど。