徒然なるままにloop

ポケモンツイート多め

9世代S1。エアプ段階

 どうも、久々のポケモンです。そろそろ12月で、ランクマが始まるかもしれないので、sv環境について考えていたことを書きます。発売から約2週間、育成環境の構築しかしていないので、実機はおろかSDすらエアプです。普段通りの机上論当たり前体操満載なので話半分で。

・7、8世代との違い

7世代はメガ進化がまだあったし、8世代はダイマックスがあった。前者は構築への影響が、後者は対戦への影響が大きかった。S1はポケモンの種類が少ないのもあって、メガやダイマに従えば強い構築や動きにある程度の目星をすぐに付けることができた。

9世代はメガもZもダイマックスも無しで、代わりにテラスタルがある。タイプを変えられるのも強いと言えば強いけど、8世代以前の新要素と比べると構築や対戦の””軸ぅ””としての強さは感じられない。そのため、強い構築や戦術がすぐには開拓されず、それっぽいポケモンで固めたなんちゃってスタン的な構築が蔓延。そこに後述するテラスタルのキモいかけ引きが合わさって非常に難解な環境になっていると予想。

・攻めテラスタル

構築段階での想定通り能動的に機能させられるテラスタルは、タイプ一致技の火力をさらに上げるものと、サブウェポンの火力を上げるものの2種類。これらは悪く言えばいのちの珠に近い効果でしかない。

タイプ一致技の火力を上げるテラスタルの代表的なものは、ハッサムを鋼テラスタルしてバレパンで全抜きを狙うみたいなやつ。こちらは火力が上昇することで、単純な抜き性能や対面性能がアップする。反面、剣舞のような補助技を組み合わせる展開を作れないのなら、ハチマキの方が強い場面も出てくる。クラシックな展開系の積み構築が強く使えるテラスタルというイメージ。

サブウェポンの火力上げの方は、自然に不利対面に強いタイプになって受け寄りの強みが追加される副産物がある。ドラゴンタイプが鋼にテラスタルしたら、勝手に氷やフェアリーに強くなるみたいな話。最も王道なテラスタルと言える。ただ、元のタイプの耐性を失うデメリットもあるので、一概にやり得というわけでもない。

・受けテラスタル

受け思考のテラスタルは攻めテラスタルと比べるとやや相手依存だが、状況次第では攻めテラスタルより強いと思ってる。タイプは弱いけど数値が高いポケモン(チオンジェンとか)をそれっぽいタイプにテラスタルすることで、相手の選出次第では簡単に詰ませることが出来る。攻めテラスタルは相手の後出しテラスタルに切り返される可能性が常に付きまとうが、相手の選出にぶっ刺さる受け駒をテラスタルで生み出せた場合、ちょっとやそっとのテラスタルでは崩されない。

これの厄介なところは構築や選出段階でこちらが用意していた処理ルートを簡単に躱されるところ。選出枠が限られることを考えると、弱点を突けば倒せるというだけでは採用理由にも選出理由にもならなくなってしまう。たとえ役割対象にタイプをズラされたとしても役割を遂行できたり、最低でも完全には腐らない高水準なポケモンでの対策を強要される。そんなポケモンは数が限られるから、その対策枠が環境単位で固まってくれば、受け側はそれに強いテラスタルに変えて……とイタチごっこになる可能性まである。なので、考え得る多様なテラスタイプに全対応するには、圧倒的な指数の火力を用意するか、ちょうはつやこだわりトリックのような搦め手で機能不全を狙うくらいしか今のところ思いつかない。あと一撃必殺。中でもこだわりトリックは既に積極的に使われている印象だが、無茶な居座りや交換でトリックをすかされると途端にしんどくなるので、トリックを過信しすぎるのは危険な一面もある。

・ゴキブリテラスタル

受け寄りのテラスタルの一部なんだけど、要塞型よりもキモイのがこれ。詰めるポケモンでもないし、サブウェポンもテラバも採用しないのに、偶発的な対面で1ターン生き延びるために、環境で主流な攻撃タイプを無効や半減で受けようとするテラスタルをゴキブリテラスタルとして区別してる。名前は別に何でもいい。

展開役のポケモンがガッサの胞子を避けるために草テラスタルして凌いだりするのはまだ再現性がある方で、最悪なのが、構築段階の性能がテラスタルに左右されないポケモン全員を、適当にゴーストやノーマルのような無効タイプが存在するテラスタルに設定しておいて、局所的な状況でそれをすかして1ターン買うやつ。これは典型的な相手依存の「自分でやるのは弱いけど、相手にされるとキツい」戦術で、基本弱いんだけど、たまに気が狂うほど強い。かげうちを耐えたら勝てる時のノーマルテラスタルは神の一手になり得るし、逆に剣舞ミミッキュで詰めてたら突然謎のノーマルテラスタルで凌がれるれることもあり得る。特に1ターンの価値が重めな殴り合う構築では致命的。

この1ターン生き残るためのテラスタルを積極的に取り入れられる構築は、個々のポケモンがテラスタルに頼らずとも能力を発揮する構築だけなので、なんでもかんでも考慮する必要は流石に無いと思うが、完成度の高い対面構築ならば最終的にこういうアプローチにたどり着く可能性はある。なんなら無効タイプに拘らなくても、環境で主流な技を半減に抑えるタイプにテラスタルするだけでも1ターン凌げる場面は多いはず。

なんにせよ受け寄りのテラスタルはハマった時に突然試合をぶち壊すくせに、相手視点では構築や選出段階でケアすることが難しいから、単純な火力アップのテラスタルよりも、戦術としての価値は高い気がしてる。ただ、構築に求められる要素もその分複雑なはずだから、受けテラスタルを構築単位で本当に強く使える並びはそう簡単には出てこないだろうとも思ってる。少なくとも表には。

・対面構築

今のところ悪くないと思ってる。テラスタルによってポケモンの有利不利がぼんやりしている環境なので、とりあえず撃ち合いに強いポケモンで固めるのは理に適ってる。準伝4匹に配られた悪版しぜんのいかりであるところのカタストロフィが相変わらず無茶苦茶な技なので、テラスタルの火力上昇も含め崩しも悪くない。

※S1は準伝もパラドックスも禁止で、想定より弱くなった。

・積み構築

弱くはないけど、一本調子な展開系の積み構築は難しそう。基本的に技範囲が広いポケモンを積み技なりバトンで強化して全抜きすることを目指すんだけど、相手のテラスタルで耐えられて、返しでエースが死ぬとそのまま押し切られがち。展開系の中では明らかに壁が最強なんだけど、壁は流行ると弱いし、tier2止まりが逆に一番勝てるかもしれない。

ワンチャン感じるのは積みリレー。古すぎるけどウルガパルみたいな、片方が止まるポケモンを相方で起点にするような並び。テラスタルで凌がれても、そのポケモンに有利な裏を繰り出すことで有利状況を継続できる可能性が高い。綺麗に組めると美しい構築になりそうだけど、相性補完以外にもミミッキュに隙を見せたくなかったりと、構築難度は当然のように高め。

ちなみに身代わりわるだくみサーフゴーとかは積み構築ではなく、どの構築にも入り得る崩し枠として考えてるので、積み自体が弱いわけではない。というか基本サイクルが強いゲームなんだから積みが弱いことなんてあり得ない。

他の項目も、あくまで基本選出の3匹がどういう傾向かくらいのイメージ。

・サイクル構築

最終的に一番強いのはいつもサイクルだった。今回も例にもれず強い。中でもクッション1攻め2の、古いとこで言えばガルクレセサザンみたいな、有利サイクルの中で単発火力を押し付けるような並びを基本選出にした構築が強そうな気配は感じる。対して、カバマンダガルド的な受け2攻め1は、受け2で場を荒らした後、攻め1で詰めるとこをテラスタルで切り返される不安をどう解消するかが鍵。今作もメガボーマンダがいないからね。攻め駒の性能よりも受け駒の性能に依存してるという違いはあるが、積み構築と同じような悩みを抱えると予想。エースの範囲を選出段階で見切られると、受けテラスタルをぶつけられる可能性が上がる。

受けループのような数値受けで固める構築は、ダイマックスよりかはテラスタルの方が強く使えるはずなので、上手く環境の波に乗れれば使えそうではある。ただ、こだわりトリックやちょうはつが強そうだから、純正は流石に窮屈そう。鬼火とかでんじはは普段通り雑に強いから、ドラパルトやサーフゴーのような搦め手への抵抗力が高いポケモンと組み合わせれば回していけそう。

※こだわりトリックやちょうはつが流行るかも準伝禁止で分からなくなった。

・なんか強いポケモンの集団

特に動きとか考えてないけど、強いポケモンで固めてあとは流れでって構築。今期に限っては意外と終盤まで強い可能性ある。

※準伝とパラドックス禁止で、数値の高いポケモンが減ったので強くなさそう。構築の美しさがある程度は問われそうとも言える。

 

 ここから先は具体的なポケモンの名前を挙げないと書けないし、まだそこまで考えてないから、ランクマを実際に潜ってみて、そもそもの意見が変わったらツイートします。まさか明日からランクマが始まって、且つ準伝パラドックス禁止とは、びっくり。年末終了でもなかったね。準伝軸の構築しか真面目には考えてなかったからショックだけど、とりあえず明日からは毎日潜りたい。目指せエアプ卒業!